久能 祐子|Sachiko Kuno, PhD|連続起業家・科学者

  • 株式会社フェニクシー 共同創業者・取締役
  • スキャンポ・ファーマシューティカルズ社 共同創業者・初代CEO
  • S&Rエバーメイ財団(ワシントンDC)共同創業者・理事長
  • Halcyon(ワシントンDC)共同創業者・名誉議長
  • ジョンズ・ホプキンズ大学(メリーランド州)理事
  • VLP Therapeutics(メリーランド州)共同創業者
  • 京都市立芸術大学 客員教授
  • 沖縄科学技術大学院大学(OIST)評議員
  • 京都大学 総長特別補佐・経営管理大学院特命教授
  • お茶の水女子大学 経営協議会委員
  • マネックスグループ株式会社 社外取締役
  • 株式会社ディー・エヌ・エー 社外取締役

ミュンヘン工科大学での研究員生活を経て、1980年代に株式会社アールテック・ウエノを共同創業。 1994年には初めてのプロストン系緑内障治療薬となる「レスキュラ点眼液」の商品化に成功。 その後、アメリカに拠点を移し、スキャンポ・ファーマシューティカルズ社を共同創業し初代CEOとなる。 同社でもプロストン系新薬の研究開発、会社経営に携わり、慢性特発性便秘症及び過敏性腸症候群治療薬「アミティーザ」の商品化に成功。 さらに2013年には、革新的ワクチン開発を目指すVLPセラピューティクスを共同創業した。

社会起業家としては、米国ワシントンDCでS&Rエバーメイ財団を設立し理事長・CEO、居住滞在型インキュベータ・ハルシオンを共同創業し名誉議長、京都でも居住滞在型インキュベータ・フェニクシーを共同創業し取締役となる。アカデミアでは米国ジョンズ・ホプキンス大学理事、沖縄科学技術大学院大学(OIST)評議員であるほか、京都大学でも理事を務めた(2020年4月~2022年9月)。

これまで多数の賞を受賞し、2017年には、「エイボン女性年度賞2016 大賞」および「Harvard Business School Club of Japan Business Stateswoman of the Year for 2016」を受賞。Forbes誌の「アメリカで自力で成功を収めた女性50人」にも選出(2015年、2020年)されている。

京都大学大学院工学研究科博士課程修了(1982年)、ジョージタウン大学経営学認定コース修了。